最近の家
柱が細くないですか?
ある奥様から言われました
そこに気付くのかあ
もうビックリ
今日はそんなお話です
身近な家のお医者さん
マイホームドクター
1級建築士
スタートホーム(有)星野材木店の
星野哲です。
↑今日も元気でいきましょう
「最近の家
柱が細くないですか?」
工事させてもらっている現場の
ご近所さんと
立ち話していたら
言われました
その方は
70才くらいのおばあさん
リフォーム工事しているお宅の
すぐ近所に住んでいます
この近くでは
10棟くらいのまとまって
新築工事している区画もあります
その街区の家を
みながら言われました
家の新築工事は
とても目立ちます
近所さんからも
工事の様子
注目されているのですね
そのお婆さん自身も
45年くらい前に
自宅を建てたそうです
「おとうさんと
2人でがんばんたんだよ」
とも言われていました
その時の家と
今の家を比べると
最近の家では
柱が細くなっているかも
って感じられたようです
さすがです
ほぼ大正解
それにしても
一般の人からみて
柱の太さって
目につくポイントだったんですね
定規をあたて測定したわけではないけど
みている人はしっかり見ている
知らなかった~
驚きです
家って
その土地ごとに
標準にしている部材の寸法や樹種のパターンが違います
関東と関西
東北など
雪が多いとか
台風が多いとかでもかわってきます
それが柱の太さや
屋根や基礎に
影響しているのです
雪が多い雪国は
柱を太くして
12cm角が一般的です
尺貫法(しゃっかんほう)でいうと
4寸(よんすん)です
新潟県北部や
魚沼へいくと
もっと太くなる
地域の特徴あるんですね
太くするのはよいとして
最近は細くなっていました
10.5cm角(尺貫法の3寸5分)です
ウッドショックで
木材の価格が高騰して
少しでもコストダウンになるよう
増額にならないように
工夫した結果です
雪の重みに耐えるのかと言われると
上越市内なら
計算上はほぼ大丈夫
安心してください
今ではどちらかというと
10.5cm角の新築が多いかもです
ボクは
ソコが気に入らないのです
計算上はよいのだけれど
骨組みは細くしたくないのです
材木屋だからの
感覚でしょうか
隠れて見えなくなる部分ですが
しっかりと
丈夫で長持ちする
家族の安心を支える家にしたいです
材木屋だから
そこはなんとでもなります
太くて丈夫な
地域の気候にあった部材をつかいたいなあ
思っています
4月から
建築基準法がかわります
1階の柱なら
2階の床のどの範囲を
この柱が負担するのかとか
階高とか
屋根の仕上材なのか
どんどんと規定が細かくなっていきます
それでも
丈夫で長持ちする家をつくりたい
規定をきっちり守り
最高の家をつくっていきます
最近
お腹が太くなってきました
ポッコリと
こちらは細くしなくては
ムムム
最後までお読み頂き
ありがとうございまいました
また明日