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  3. 神社へ行ったら ソリとムクリ

もういくつ寝るとお正月~

ということで、

お正月にみなさん行かれる〇〇について

建築的にここを見てね! っていうお話です。

 

 

 

身近な家のお医者さん マイホームドクター

1級建築士 スタートホーム(有)星野材木店の

 星野哲です。

 

↑今日も元気でいきましょう

 

 

 

 

 

しめ縄を新しく取替しています

 

もういくつ寝るとお正月~~♪

ということで、

新聞記事にありました。

 

神社のしめ縄が新しいものに取替え

されています。

 

 

 

 

着々とお正月の準備されているのですね。

こういった年末だけの記事をみると

年末だあ、お正月だあ、

今年のことは今年のうちに。

焦ってきます。

 

 

そして

年があけたら神社に初詣

いつもの恒例になっている方も多いのでは。

 

 

今日は

初詣に行かれたら、ついでに神社のこれに着目して

見たらよいかも

誰かに教えて自慢できそうな小ネタのお話です。

 

 

 

神社建築って特殊なんです

 

住宅のことをやっているボクがみても、

神社建築って特殊なんです。

 

大工さんも職種がちがいます。

「宮大工」っていう手間暇が桁違いにかかる

作業をする大工さんがつくる建物です。

 

普通の大工さんと、宮大工さん

作業内容や道具も大幅に違うらしいです。

目指しているものの違いですね。

 

 

建物はともて美しい。

さすが、神様のおられる場所だなあ、

思います。

 

 

建築的に

よく見てほしいポイントはたくさんあります。

特に

「木肌の感じ」を含めた「雰囲気」。

そして、

「反り(そり)、ムクリ」

 

 

 

 

先日、

大工さんの養成学校に行く機会がありました。

だれもいない作業場を見学しました。

当然、「見せてください」って

事務さんへお断りしましたよ。

 

 

で、

そこにあったのがこの作品たち

 

作業場にならぶ作品たち

 

人が余裕で入れる大きさの

小屋が並んでいました。

大工の卵さんたちも、

これくらいは作っちゃうんですね

 

先生がよいから? とか。

 

 

で、

同じような作品ですが、

よくみたら、みんな違う 細かいところが。

ここでも使われているのが反り、むくり。

 

 

「そり、むくり」とは、これ ↓↓↓

 

 

 

屋根の先、

直線と考えそうな部分が曲線になっています。

 

中央が建物側によっていて

キレを感じるのが反り(そり)

 

 

中央が建物の外側にあって

膨らんでいる、

温かみのある方がむくり

 

 

この曲線をつくりあげること、

楽ではありません。

 

 

そして、

どこまで角度の強い曲線にするか

大工さんのセンスです。

 

 

 

図面を書く時、真っすぐな定規を使えば

直線が書けます。

 

この曲線たち、

どうやって図面化しているのか

角度を決めているのか、

現場の作業でどう作成しているか

ナゾです。

 

 

見ているだけなら「キレイね」でおわるけど

作るとなるとナゾだらけ。

技術の高さをいつも感じます。

 

 

 

 

スカイツリーの反り・ムクリ

 

東京の名所、スカイツリーでも

そり・むくりが使われています。

 

 

 

昔からある伝統的建物だけではなくて

現代の建物にも使われている要素なんですね。

 

日本的な建物の象徴なのでしょうね。

やさしさと強さ、感じられます。

 

建物をみる時のひとつのポイントに

着目しながら建物を見てください。

 

 

 

 

来週、石川県の金沢へ行ってきます

神社建築ではありませんが

お城があり 兼六園あり 昔からの街並みありです

どこかの機会に日本の歴史的建築に触れたいなあ

思っています

 

そしてブログの仲間とリアルで会ってきます。

2カ月ぶり~~

すっごくワクワクしています。

楽しみ~~~!!

 

 

 

最後までお読み頂き ありがとうございまいました

また明日

 

 

 

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