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  3. 強い家にのポイント 「柱の直下率」編

丈夫な家にしたい
というご希望ありますよね

構造的なポイントをご紹介します
この雪の時期だから
聞いておいてほしいお話です

 

 

身近な家のお医者さん
マイホームドクター

1級建築士
スタートホーム(有)星野材木店の
星野哲です。

 

↑今日も元気でいきましょう

 

 

 

 

 

寒波襲来で雪が心配

 

日本列島を寒波が襲来していますね
青森県で280cmとか

報道あります

交通の障害
除雪作業の大変さ

頭をよぎります

家づくりしていると
家の雪荷重が気になります

 

上からの垂直荷重

計算では大丈夫なので
自分で設計した家は
倒壊することはないのだけれど
何か問題はならないかな

大丈夫かな?

すっごく気になります 

 

 

柱の重なる位置がポイント

 

そんな
構造計算するときのポイントが
いくつかあります

これから何回かにわけて
お伝えします

今日は
柱の直下率について

 

 

例えるなら
イメージしやすいのは

シャンパンタワーです

 

↑ 下になると広がっていくシャンパンタワー

 

 

シャンパングラスを
何層かに重ねていって

一番頂上の1つに
どんどんシャンパンを注いていきます

あふれると
2段目
3段目 ・・・ と

順番に
シャンパンが満たされていきますよね

 

まさに
構造的な力の伝わり方を
イメージできる絵です

できれば
同じシャンパンタワーでも
上のと下のが
重なっていたらどうでしょう

高くできないとか
豪華さがないとか思いますが
力の伝わり方がスムーズです

グラスの数も少なくてよいです

 

 

 

これって建築のコスト
ばかになりません

梁桁の太さに影響してきます

ずれていれば
距離が遠いほど梁桁が太くなり
コストアップにつながります

 

同じ間取りや部屋の広さでも

窓の位置などで柱の位置がかわり
梁桁がどんどん太くなっていきます
お客様の予算にも影響してくるのです

同じ家なら
シンプルに 
スッキリとした構造躯体の方が

よいです

複雑な力の具合がないので
変な座屈やモーメントのような
変な力がかかりません

梁桁も太くしなくても大丈夫
おススメしています

シャンパンタワーなら
タテ1列のスタイルのことです 

 

 

 

 

2階の柱の下に
1階の柱があるのか
これがポイントです

1階と2階の柱が
同じ位置に重なっていれば
力の流れがスムーズですよね

柱の直下率とは
家全体で見たときに
どれくらいの柱が重なっているかの割合です

高い方がいい

当然
1階の柱の下には
基礎をつくります

例えば
雪の重さ
屋根から
2階の柱に伝わり
1階の柱へ行って
さらに基礎へ伝わって

地面まで届く そんな流れです 

 

↑建前の様子 柱や梁桁など構造部がしっかり見れます

 

 

これって
柱の位置が書き込みしている
平面図があると
わかります

 

手書きでチェックできますので
やってみてください

 

 

また
上越は雪国です
昔から柱の太さは12センチ角の地域なのです

 

 

最近の家は10.5センチ角と
少し細くしているケースもあります

 

構造的には間違いではありません

どうせなら太い方が丈夫です
丈夫で長持ちする家にしたい当社では
昔のままの12センチ角でいきます

材木屋ですから
木材をたくさん使って
丈夫な家にしたいのです

建前の時に
柱の重なりかたと太さ
気にしてみてください

 

 

 

最後までお読み頂き

ありがとうございまいました

また明日

 

 

 

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