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障子を張り替えたら、思わぬ相談が出てきた


障子の張り替えから始まった
80代ご夫婦との会話。
家の困りごとは、
直して終わりではありません。
最後にはタンスの処分まで頼まれました。
今日はそんなお話です



身近な木の家のお医者さん マイホームドクター
一級建築士 スタートホーム(有)星野材木店の星野哲です。

今日も元気でいきましょう!




今日、
80代のご夫婦が住むお宅へ、
障子と網戸の張り替えに行ってきました。


築40年ほどの木造住宅。


これまで障子の張り替えは、
ご夫婦でやっていたそうです。


ところが、
年齢とともに
だんだん大変になってきた。


「もう自分たちではできないな」


そう思っていたところへ、
新聞折込のチラシが入ってきた。



それが、
今回お電話をいただいたきっかけでした。



実はこのご夫婦、
以前からうちの会社のことを
ご存じでした。


「藤巻の星野さんですよね」


会社の前をよく通るので、
昔から知っていて
くださったそうです。

ありがたいことです。


障子を見せてもらうと、
紙を全部剥がして、
格子の骨組みだけになっているものも
ありました。



張ろうと思って剥がしたけれど、
そこから先ができなかったそうです。


破れたままの障子も
ありました。


でも、
話を聞いてみると、
単純に
「障子が破れていて困った」
というだけではなかったんです。



外から見ても
破れた障子が見える。


「この家、
空き家みたいに見えないかな」

「古びて、荒んで見えないかな」


そんなことも
気になっていたそうです。




お客さんが来たときに、

「障子、だいぶ古いね」


なんて思われるのも
嫌だった。




なるほどなあ、
と思いました。





張り替えが終わって、
部屋を見てみると、
確かに明るい。



ご夫婦も、


「きれいになったね」


「すっきりしたね」


「気分もパッと晴れた」



喜んでくださいました。




去年、
畳も入れ替えたそうですが、
そのときも
部屋がパッと明るくなったと
感じたそうです。



家って、
ほんの少し手を入れるだけでも、
住んでいる人の
気分まで変わるんですね。





そして、仕事が終わって、
お金もいただいて、

「それでは、ありがとうございました」


と帰ろうとしたところで、


「あ、ちょっとお話聞いてもいいですか?」


と、少しインタビューをさせてもらいました。


そこで、
思わぬ話を聞きました。




「近所の人たちも、
壊れたらもうそのままでいい、
っていう人が多いんですよ」



地震があれば家が揺れる。


大雨が降れば水が出る。


以前、
大雨が降ったときには、
玄関の土間を
もう少しで水が越えて、
廊下までチャプチャプに
なるところだったそうです。



家を建て替えるほどでもない。


でも、
家の中には
困っていることがある。



それでも、

「誰に頼んだらいいのかわからない」


そんな気持ちがあるそうです。





そこで、
廊下にある
固定電話の台の引き出しを
見せてもらいました。


開けてみると……


チラシが何枚も入っていました。


便利屋さんのチラシ。


リフォーム会社のチラシ。


うちのチラシもありました。



5~6枚くらいあったでしょうか。


「何かあったときに、
どこに頼もうかな」


そう思って、
取っておいたんだそうです。


なんだか、
これが妙に印象に残りました。




困っている人はいる。


頼みたい気持ちもある。


でも、
電話するほどなのかな?


こんなこと頼んでも
いいのかな?


誰に頼めばいいんだろう?


そんなふうに思っている人が、
案外たくさんいるのかも
しれません。



そして最後に、


「ところで、
星野さんって
他にどんなことできるの?」



と聞かれました。


そこで今度は、
タンスの相談です。



ベッドの横に置いてある
背の高い洋服タンス。


中身はほとんど空っぽ。


でも、
地震が来て
倒れたら怖い。


寝ているところに
倒れてきたら大変です。


「これ、処分できますか?」


ということで、
今度はタンスを
処分することになりました。





最初は、障子の張り替えです。



それが終わったら、網戸。



そして最後には、
タンス。


でも、
その奥には、

「地震が怖い」

「家のことで困っている」

「誰に相談したらいいかわからない」


という、
ご夫婦の暮らしの
困りごとがありました。



今回、障子を張り替えたことで、
少しだけ家がきれいになった。


そして、
少しだけ気分も明るくなった。




それだけでも、
仕事をした意味はあったのかなと
思います。



でも僕は今回、


家のことって、
困っていることを一つ直せば終わり、
ではないんだな。


そんなことを改めて感じました。



「こんなこと頼んでもいいのかな」



と思ったときに、気軽に聞いてもらえる。


そんな会社になれたらいいなと
思っています。




……それにしても、


障子の張り替えに行って、
最後にタンスの相談まで受けるとは。


仕事って、
何が出てくるかわかりませんね。



「わらしべ長者」みたいです




最後までお読みいただき
ありがとうございまいました
スタートホーム(有限会社星野材木店)は
創業70年の新潟県上越市を拠点とした
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